カテゴリ:本とか芝居とか音楽とか( 53 )

ルドン展、丸の内へ。

丸の内の三菱一号館美術館へ。

ルドン~秘密の花園 展。
会期終了間近に滑り込み。夜間オープン日があるとありがたい。

ルドン。19世紀末から20世紀初頭のフランスの画家。ボルドー生まれ。

花と蝶の油絵、パステル、空想的夢想的な生物を描いた不思議なエッチング。

秘密の花園というサブタイトルが、よく合っている。まさに、夢の世界。そこには変な生き物も蠢く。

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カタログ...買っちゃった...すてき。


中庭は、薔薇が満開だ。
展示の内容とぴったりだね。

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目玉は、ドムシー男爵というルドンのパトロンが依頼した、館のダイニングの壁画一式。その中で中心になるのが「グラン・ブーケ」という大きな花の絵だ。
これは、撮影可能なレプリカ↓
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本物は、特別室の様なところにそれはそれは神々しく飾られている。この絵は三菱の所有なのね。
花々がなんだか動く生き物のようだ。花瓶の青も美しい...


グラン・ブーケを囲むその他の絵がまた、素敵。これも撮影可能レプリカ。こんな感じで壁が飾られてたんですよと。真ん中は窓なのかな。
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構図がどこか日本画のような、またシルクロードの壁画や織物も思わせる。
カタログの表紙もこの一部だ。
こんなテーブルクロス欲しい...発想が貧困ね...

昔は別に花とか蝶とかの絵は好きではなかったのにな、何でだろう、惹かれるようになった。年かな...?

展覧会のサイトも、素晴らしいです。

久しぶりに佳いものをみました。
やっぱ、パトロンって、必要よね!

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by suo-suo | 2018-05-15 15:47 | 本とか芝居とか音楽とか

金子國義氏

金子國義氏が亡くなったそうだ。

70~80年代に子供時代を過ごした人は本の表紙などで作品はたくさん触れてるはず。もちろん私も。

名前を知ったのはずいぶん後だったけど、どことなく謎めいていてエロチックな絵は凄く印象に残った。思えば贅沢なことだったんだなあ。すごい、すてき。
今持ってるのはこれ。とても素敵。
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ご冥福をお祈りします。
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by suo-suo | 2015-03-19 00:04 | 本とか芝居とか音楽とか

三津五郎・・

なんでこんなに続くのだ。

去年の春は無事に復帰したし、テレビでも見かけるようになってきたので、
ああ、大丈夫だったんだな、と安心してたところだったのに。
勘三郎に団十郎、三津五郎まで連れてってしまうなんて。
いや、もう少しさかのぼれば芝翫、富十郎、芝翫、先代の又五郎、雀右衛門と、
一気に幹部役者が逝ってしまったが、
やはり、50~60歳でというのはこたえる。
自分の芸も、若手の指導も、これからだったのに。
坂東流の家元でもあったし、そちらの仕事も大変だったんだろうと思う。
まあ、激務ですよ。

見ていて心が広々とする、江戸前らしい、気持ちの良い役ぶりだったな。
まあ、何といっても踊りだよね。

もう、見る踊りがなくなっちゃったな。と、思わず思ったけれども、

巳之助くん、頑張ってください。
もっと教わりたかっただろうけど。
でもって、芸は生モノだから、大変だろうけど。

観客のほうも、本当に「いいもの」がわかる目を肥やしていかないとってことだよね。
おこがましいが、客が育てる部分もあるわけだし。
目指すは30年後・・・(そのころ、芝居見てるのか私)


ご冥福をお祈りします・・今頃、勘三郎と踊っているかもね・・。
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by suo-suo | 2015-02-23 17:34 | 本とか芝居とか音楽とか

文楽 住大夫 大阪引退興行

文楽の竹本住大夫さんが大阪での引退興行を打ち上げたとのこと。

「文楽・竹本住大夫さん、万感の思い込め大阪最後の舞台」
桜丸と握手してる。桜丸は住大夫の胸に顔うずめて泣いたそうな。

先日、大阪までこの公演を見に行ってきた。観劇の関西遠征は昔はたまにしていたけれど、このところとんとご無沙汰だ。来月の東京公演のチケットが手に入らず、ならば!ということで思い切って行ってきた。

いいチラシだね。
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「菅原」の通し。気合入ってます。
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初めて文楽を観たのはいつだろ?
歌舞伎を見始めてから間もなくのはずだから、20数年は経っているか。
大幹部の越路大夫が引退してからまもなくだったと思うが、その頃から住大夫は浄瑠璃の第一人者であって、ずっと切り場を語っていた。

美声ではなくて、どちらかというとザラっとかすれた声。本人もよくインタビューでは悪声だと言ってた。でも、その低くて太い声が三味線に乗ってくると、まるで地の底から得体のしれない何かが這い出てくるような、そんな凄みがあるものでした。語りだしが好きだったな。

文楽はある種の暝さがあって、いい意味でそこが私は好きなのだが、まさにそんな別世界へ一瞬でワープさせてくれる。


国立文楽劇場は道頓堀近く「日本橋」にある。呼び方は「にっぽんばし」。
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by suo-suo | 2014-04-29 18:50 | 本とか芝居とか音楽とか

あまロス対策が

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by suo-suo | 2013-09-28 02:43 | 本とか芝居とか音楽とか

歌舞伎座 杮落し公演 初日

4月2日。
歌舞伎座杮落しの初日公演に行くことができた。
初日は第1部と第2部を通しで観劇。
なかなかゆっくりできず間が空いてしまったんですが、
杮落しなど一生に一度なんで、記録ということもあって
いまさらですがその様子をUPしておきます!
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あいにくの雨模様でしたが、10時には歌舞伎座前に到着。ちょっと気合いいれて着物を着て行く。
頑張ったよ。
10時すぎから劇場前で一番太鼓の儀というものが始まる。囃子方の田中傳左衛門が打ちます。
人だかりの中にいたんですがなかなか見ることができず。

開場を待つ間は回りに何とも言えない空気が広がります。まだか、まだかと。
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さていよよ開場。まず思ったのは、変わってないなー、と。。あれ?って拍子抜けするほど、変わってないww
建て替え前の最後の日
とほぼ似た眺めでありますww
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by suo-suo | 2013-04-02 20:45 | 本とか芝居とか音楽とか

勘三郎

60歳手前でいよいよこれからという時に、突然逝ってしまいました。
もう見られないということがまだ信じられません。

2005年の勘三郎襲名のとき歌舞伎座で買った舞台写真。大好きな雀右衛門の常盤御膳と大蔵卿。
まさか二人ともに今年亡くなってしまうとは・・

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一の贔屓だったというわけではないのに、ほかの役者が亡くなったというのと明らかにショックがちがうのはなんでだろう?トップスピードで駆け上がる時代をちょうど見てきたせいでしょうか。
友人と、もう好きな役者がみんな死んじゃったしね、などと言ってたのだが、
そこにまさか働き盛りの現役世代が入ってくるとは思ってもみませんでした。


今更言うことでもないけれど、踊りの素敵さ。
勘三郎襲名から数年してもう一度道成寺を踊ったときだったと思うが、本当によくって感動したのを覚えている。

手足がスーッと動いて型となり、またすーっと動いてピタッと型になる。
あるべき場所に体がぴったり嵌っていき、それが次々繋がる面白さがすばらしく、今でも思い出せるんだよなあ。

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本当に惜しいです。正統派で時代も世話もできる人だったのに、これから、どうなるんだろう。


昨日、演舞場に夜の部を見に行きました。
演目は菊五郎、菊之助親子の籠釣瓶と三津五郎の奴道成寺。

籠釣瓶を見ては、勘三郎はこういう感じだったなとか、
三津五郎の道成寺をみては勘三郎の踊りをちょっと思い出したりとか。
他のお客もそうだったでしょう。

でも、初役の菊之助は輝くように美しく、縁切りで回りが見えなくなっていくようなところが面白いし、またいつのまにか梅枝が姉女郎九重なんかやるようになっていて、立派に女形となってました。

本当に残念だけど、若手の役者がまた勘三郎のように駆け上がっていく様子を見れたらいいなと思います。

たくさんの舞台を自分の目で見ることができてよかった。
ご冥福を、お祈りします。
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by suo-suo | 2012-12-09 23:22 | 本とか芝居とか音楽とか

9月秀山祭 又五郎 歌昇襲名

b0013412_23102699.jpg今年はまだ歌舞伎は2度目?3度目?久しぶりになってしまった。
9月の秀山祭は好きな吉右衛門の主催芝居ということもあるし、大体毎年見ている。去年は沼津だったんですな。そうそう。これもよかった。

昼の部、寺子屋。萬屋だった歌昇らが先日播磨屋となり、その歌昇が又五郎に、種太郎が歌昇を襲名。
襲名披露で新又五郎が源蔵、松王に吉右衛門。

又五郎だけど両足のかかと付近にハイヒールのようなギプス?サリーちゃんの象足みたいな大きさに。。かかとをけがでもしたんでしょうか。。大事な出なのに、珍しい形に目がそっちへ行ってしまい(苦笑)。大丈夫かな?

初役なのかなあ。まあ、精一杯で。一生懸命です。いいんだけどちょっと戸浪と体の隙間が空きすぎで芝雀の戸浪がよかっただけにもったいない感じ。これからまたチャンスがあるだろうし、頑張ってほしい。後半松王が出てくると一気に緊張感。何度も何度も観ましたが、いろは送りがいいなーと思ったのは初めて。。客席はみんな鼻をすすりあげてしまう。

夜の部の車引きも観たかった!ちっ。早くとればよかった。

吉右衛門は人間国宝になってこのところ宣伝なのか、いろんなテレビに出てる。柄じゃないのにご苦労様です・・。ウチくる?まで出てたしね。

いままで実力は申し分ないが一門としてはほぼ一人孤島だったのが、萬屋からの大量移籍にともない名実ともに一派をなして。後輩指導もますます期待という会社の意向なんでしょうかね。
若い子もいるんで(そうだ、大ちゃんも)、どんどんいい役者を育てていってもらいたいもんです。

襲名披露のしかも土曜日というのに客席は空きが結構目立つ。
でも、後援会長に政財界の大物という感じでもないのかもしれないし、純粋な歌舞伎好きだけで集めると、じっさいはこんなもんなのかもしれない。
好きな人がふらっと行けるという意味では、このくらいがいいのかなあ。でも興業的には大変かもしれませんね。うーむ。
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by suo-suo | 2011-09-23 22:45 | 本とか芝居とか音楽とか

さよなら公演 千秋楽

「歌舞伎座さよなら公演」の千秋楽の夜の部へいく。最後の最後のお芝居。
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この景色も見納めだ。もう20年くらい通っていたんだなあ。

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本公演は本当に最後の最後なので、雰囲気が異常。客はコアなファンばかりで、みんな浮き足立ってソワソワだ。
普段は隠れてどこからともなく聞こえてくる大向こう連中も大集合で、3階席のドアの前にワサワサと立ってる。こんなの初めて。
拍手と大向こうの声が凄い。「タヤ」「タヤ」「タヤ」・・・「ワヤ」「ワヤ」「ワヤ」・・・「トヤ」「トヤ」「トヤ」・・ ほとんど輪唱状態。

出し物は「実録先代萩」と成田屋の「助六」。実録・・のほうは初めて見た。ここに来て初めて見る芝居とは。
助六は団十朗と玉三郎初めとにかくオールスター。客席のボルテージも上がりっ放しで尋常でない。
あ〜これで最後だなあ、なんてちょっと浸りかけてみたが、この間テレビの「情熱大陸」に出ていた菊五郎の言葉を思い出す。

「別に最後最後っていうけど、歌舞伎が終わる訳じゃなし。来月も歌舞伎やってるのにね−」

確かに。
この人のこういうところは大好きだ。至ってフラットかつマイペース。

とはいえ通い続けた歌舞伎座の区切り場にいられてよかった。
新しい劇場には、上の席からも花道が見えて(今は見えない)、「前傾問題」(今は前屈みになって観てはいけない)が解消されて、あとできれば、今のちょっとへんてこ怪しい雰囲気も少し残してくれるといいなあと思う。
きれい過ぎたら芝居小屋じゃないしね。
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by suo-suo | 2010-04-28 23:30 | 本とか芝居とか音楽とか

初芝居

歌舞伎座の夜の部へ行く。今年の初芝居。
いよいよ今年で建て替えてしまうので、今の歌舞伎座では本当に最後の正月芝居だ。

去年からの「さよなら公演」で、毎月かなり量感のあるラインナップで攻めてきてますが、今日のお目当ては
吉右衛門/芝翫/富十郎らの「車引」と勘三郎の「道成寺」。
「車引」は線の太い役者が勢揃いで、予想以上感激の出来映え。吉右衛門が大迫力でいいのはいつものことだが、特に芝翫の桜丸が驚きの若さでもって柔らかくかつ生き生きとしていたし、富十郎の時平は声もよく出ていてなによりも恐ろしげなのがすごい。良かったな〜。
道成寺も中盤丁寧にやってて、堪能。団十朗の押戻しがつく豪華バージョンで正月らしくめでたい。

ちょっと残念であったのが、雀右衛門が休演してたこと。正月こそはと思っていたけど、具合が心配である。
どうにか今の歌舞伎座でもう一度観たいものですが。

1月からいい物観れて幸先よい感じ。4月まであと3回、ラストスパートでいまの歌舞伎座を看取りたいとおもいます。

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by suo-suo | 2010-01-17 01:12 | 本とか芝居とか音楽とか